鴨川のおすすめ観光スポット

東京から最も近い棚田、千葉県指定名勝の「鴨川大山千枚田」は、鴨川の中山間ある房総半島の真ん中辺りにあります。 日本で唯一雨水だけで耕作されている耕地で、上から見下ろしたときに階段状の田んぼが連なる様子が美しいことで人気の観光スポットにもなっています。総面積約4haもの広い急傾斜地に、階段のように大小375枚の田んぼが連なる棚田は、今では珍しくなった日本の故郷を感じることができます。また、棚田は、多面的機能を持っていて、これを守ることが洪水などの災害を防止したり、貴重な生態系や環境の保全にもつながっています。

鯛の浦遊覧船は、鯛の見物のため遊覧船が運行されており、船縁を叩くと群がる鯛の神秘的な様子を見ることができます。鯛の浦に群棲する鯛は、日蓮聖人の化身として土地の人々の尊信を受け、700年以上の間、禁漁が守られてきました。そのため弁天島周辺は世界有数の鯛の生息地として国の天然記念物に指定されています。本来真鯛は深海性で群れをなさない習性をもっていると言われており、鯛の浦で起こるこのような現象は未だに科学的にも解明されていません。鯛の浦はまさに、現代のミステリースポットです。

魚見塚展望台は、海抜約110m、嶺岡山系東端の景勝地にあります。ここからは鴨川市の中心街と太平洋を一望でき、夜にはロマンチックな夜景を楽しむことができます。魚見塚展望台からは、日本の渚百選前原横渚海岸や鴨川松島、仁右衛門島などが一望でき、三方に開けており、どこまでも続く大海原や鴨川の街並みが一望できる絶景ポイントです。
水平線から昇る朝日や夕暮れ時の夜景の美しさはまさに絶景です。

前原海水浴場は、JR安房鴨川駅からほど近い鴨川市内最大の海水浴場で、海辺にはヤシ並木と遊歩道が続く、南国ムードにあふれています。 日本の渚百選選定にも選ばれており、海水浴場開設期間中は、家族連れを中心に多くの海水浴客で賑わいます。また、サーフィンのメッカとしても有名で、一年を通して多くの人々に親しまれています。初日の出を拝む場所としても知られ、元旦には早朝から多くの初日の出を待っています。

リアス式海岸が続く千葉県勝浦市、勝浦市街の西、14.5haの勝浦海域公園の中央部に設置されたのが「かつうら海中公園海中展望塔」です。房総のすぐれた海中景観を有する勝浦の海蝕崖と海岸植生の探勝を目的につくられ､水深8mの海中展望塔があります。
海岸より沖合い60ｍの地点に立ち、海中窓からは90種以上の色鮮やかで珍しい魚や海底の様子を季節ごとに見ることが出来ます。展望塔まで続く海の上に架けられた橋からは、黒潮と親潮がまじる太平洋の美しい景観が一望できます。

マザー牧場は雄大な景色が見渡せる鹿野山の上に位置し、房総半島の山々はもちろん、天気がよいと東京湾や富士山も眺めることができます。野山に広がる250万平方メートルの広大な敷地面積があり、施設内には、ふれあい牧場や遊園地、花の大斜面、フルーツ農園などが点在しています。家族連れに特に高い人気を誇る定番観光スポットです。

崖観音で知られる大福寺は、普門院 船形山 大福寺と称し、真言宗智山派に属する寺院です。境内の船形山の中腹に浮かぶ朱塗りの観音堂は「崖の観音」と呼ばれ、地元民や近隣の人たちから信心され参拝されています。
大福寺の御本尊「十一面観世音菩薩」は、717（養老元）年に行基という僧侶が、仏法の教えを説くため東国行脚の折に地元漁民の海上安全と豊漁を祈願して、山肌に彫刻したといわれています。そのため”海上安全・豊漁祈願”にご利益があるといわれています。さらに本堂脇にある「延命地蔵尊」は、生まれた子の命を守り、その寿命を延ばすといわれており、”無病息災延命長寿”のご利益があるといわれています。